SUPER-KIKI SHOPは、国際女性デーに合わせて3月8日(土)と3月9日(日)の2日間、中目黒DEPT2階にて、ポップアップ「MY BODY MY CHOICE」を開催します。
MY BODY MY CHOICE イベント概要
“政治的衣服” SUPER-KIKI SHOP ポップアップ 3/8 Sat. 11:00-19:00 |
デザイナーsuper-KIKIによる新作デザイン「MY BODY MY CHOICE(わたしの身体は、わたしが決める)」のロングスリーブTシャツとアートファブリック(パッチ)の先行販売、アップサイクルアイテムの販売、1日限りの刺繍ワークショップなどを開催。FRAGEN読書会によるフェミニズム関連の書籍紹介なども予定しています。
声が出せなくてもわたしたちの存在がかき消されないために。これからもともに生きていくために。思想を身に纏い、一緒に考え、連帯していきましょう。このイベントが、そのような場になればと願っています。どなたでも、お気軽にお越しください。
売り上げの一部を国内外の性暴力被害者への支援団体に寄付いたします。
ロングスリーブTシャツ 限定15枚 ¥13,000
アートファブリック(縦25×横21.5) 限定15枚 ¥3,300
※会場にはエレベーターやエスカレーターがございません。車椅子をお使いの方・歩行の不自由な方がおられましたら、スタッフが入り口まで伺って販売させていただきます。ご不便をおかけしますが、当日スタッフまでご連絡いただければ幸いです。
刺繍ワークショップ開催
3月9日(日)18:15より「てきとうでかんたん!刺繍しながらおしゃべりワークショップ」を開催します。お手持ちの洋服に毛糸や刺繍糸でフェミニストたちの名言や連帯のメッセージを綴りませんか?刺繍の専門家ではないsuper-KIKIと一緒に、かんたんな刺繍でリメイクします。初心者でも大丈夫。女性や性的マイノリティであることで言われた嫌なことやモヤモヤなどおしゃべりしながらつくりましょう。人数に限りがありますので、ご関心のある方は申し込みをお願いします。( ※このワークショップは定員に達したため、申し込みを締め切りました🙇♂️3月1日更新)
【※申し込み締め切りました】 |
ワークショップでは、誰かの被害性のトリガーになりそうなことは話す前に確認をとってくださいね。他の属性の差別に当たることがないように気をつけて、この場をお互いに安心して居れるような場所にするようにご協力をお願いします🙇♂️
〈持ち物〉
・お手持ちのお洋服
・ご自分で刺繍したい言葉があれば考えてきてください(こちらでもいくつか準備します)
〈持ってくるお洋服について〉
・針が硬くて刺さらないものや、小さな穴が開くと破れてしまうものは避けてください
・化学物質過敏症の方のために香りの強い柔軟剤を使った衣服などは避けてください
・作業スペースがあまり広くないので、大きなダウンジャケットのようなかさばるものはやりにくいかもしれません
・時間内でできれば何着でもOKです!
“MY BODY MY CHOICE”に込めた想い
私がこの言葉に出会ったのはフェミニズムというものに出会いはじめた頃だった。カナダのトロントで警察官が放った「レイプされないためにはスラット(尻軽)な格好をしないことだ」というセリフ。それに怒った女性たちが起こした抗議運動「スラットウォーク」の記事の写真に、あえて露出の多い服を着てこの言葉のプラカードを持った人々の姿があった。 私の身体のことは、私が決める。どんな格好をしていようが誰も私の身体を好きにする権利はないし、誰を好きになるかも、ひとりでいるのかも、子供を持つも持たないも、「自然」であるかも「不自然」であるかも、どんな状態であるかは、誰の指図も受けず、自分で決めていい。そしてそのための正しい知識や医療にアクセスする権利がある。 性と生殖に関する健康と権利(SRHR)は、すべての人が持っています。しかし、隙あらば支配しようとしてくる奴らのせいでこの権利が侵害されまくっている。(我々にある果てしないパワーをビビってるんでしょうね) 米国でトランプが再選された後「Your Body, My Choice(お前の身体のことは俺が決める)」というとんでもね〜言葉が男性たちから出回ってるし、反LGBTQ + 政策、特にトランスやノンバイナリーの存在を否定する動きが強まっている。 けれどどれだけの権力者や多くの人が否定したとしても、実際に我々は存在するのだから消すことはできない。人間は元々多様であるという事実の複雑さを受け止められず、今あるシステムの単純さに押し込むことしか考えられなくなっているのだと思うが、それゆえに起こっているトラブルは複雑さを学ぶことでしか解消できないし、それでますます被害を被るのはまた女性や性的マイノリティなのは言うまでも無い。難しくても、複雑なものを見ようと目を凝らさなければ、より良い社会の作り方などわからない。多様な選択を互いに尊重するこのフレーズは、大きなものの支配からの抵抗と、共存のための力強いメッセージだと私は思う。 super-KIKI |
About SUPER-KIKI SHOP
2011年の原発事故をきっかけに不均衡な社会の暴力性に関心を寄せ、表現物をクラフトしてきたsuper-KIKIをデザイナーとして稼動するプロジェクト。FRAGEN運営。 オリジナルのグラフィックを用いた衣服や布パッチ、ステッカーなどの身につけるものを主にアップサイクルで制作、販売、ワークショップなどで手法を共有している。疲弊した社会で持続的に声を上げ、存在をかき消されないための抵抗の方法を探る。