家父長制の墓
現在も世界中のありとあらゆるところに残る家父長制(Patriarchy)的価値観。国家が国民を「国力」としかみなさず、国力を増やし育てるために血縁に依る「家族」以外のものを排除し、その異性愛健常者中心主義のガチガチの家制度で「男性」を家長としながら外で生産労働させ、「女性」を家に閉じ込め再生産労働(ケア)をさせる。私たちの権利と自由を奪い続けるタチの悪い怨念のようなヤツ。もうずっとハエがたかるほど腐敗しているこのシステムを埋葬し、成仏してもらいましょう。サイドに描かれた芍薬は、日本の古典的な「美しい女性」を表すために用いられる花でもある。しかしその花言葉の一つには「怒り」があるのである。